白馬岳~唐松岳

2011年8月29日(2日目)  ★1日目へ
・白馬岳 標高2,932m ・杓子岳 標高2,812m ・鑓ヶ岳 標高2,903m ・天狗ノ頭 標高2,812m
・不帰キレット 標高2,411m ・二峰北峰 標高2,580m ・二峰南峰 標高2,614m ・唐松岳 標高2,696m

八方尾根第2駐車場(バス)⇒猿倉⇒白馬尻小屋⇒大雪渓⇒避難小屋⇒村営頂上宿舎⇒白馬山荘
白馬岳⇒杓子岳⇒白馬鑓ヶ岳⇒天狗山荘
⇒天狗ノ頭⇒不帰キレット⇒一峰⇒二峰⇒三峰⇒
唐松岳⇒唐松山荘⇒丸山ケルン⇒扇雪渓⇒八方池⇒八方池山荘⇒(リフト)⇒八方尾根第2駐車場
 (全歩行時間10時45分)   標高差約1,730m 歩行距離約22㎞   yahoo地図   コースmap

 ★1日目(白馬三山へ)
(八方尾根第2駐車場(バス)⇒猿倉)
猿倉壮(6:36)⇒ 白馬尻小屋(7:25~7:35)⇒大雪渓(7:45)⇒避難小屋(9:55)⇒
村営頂上宿舎(10:40~10:48)⇒白馬岳(11:16)⇒白馬山荘(11:26~11:42)⇒杓子岳(12:58)⇒
白馬鑓ヶ岳(13:40)⇒天狗岳山荘(14:20)
 (歩行時間6時間10分:全所要時間6時間44分) 標高差1,730m  am6:36~pm14:20 

★2日目(不帰ノ嶮~唐松岳)
天狗山荘(5:18)⇒天狗ノ頭(5:35)⇒不帰キレット(5:58)⇒一峰(6:45)⇒二峰北(7:21~7:31)⇒
二峰(7:42)⇒唐松岳(8:10~8:33)⇒丸山ケルン(9:02)⇒扇雪渓(9:11)⇒八方池(9:36~9:50)⇒
八方池山荘(10:30)

 
(八方アルペンライン(リフト)⇒八方尾根第2駐車場)
 (歩行時4間時間35分:全所要時間5時間12分)     am5:18~pm10:30

歩行時間は単行動なので調子や気分によって違いますので参考にはなりません。
昨年(8/23)、唐松岳山頂より眺めた不帰ノ嶮と白馬三山の迫力ある山容に魅かれました。天然クーラーの白馬大雪渓を踏みしめ、白馬岳からいくつかのピークを越え、念願だった険しい山稜の不帰ノ嶮(不帰キレット)を堪能しました。不帰キレットからは剣岳の雄姿を望みながらの充実縦走を楽しみました。日本三大キレットは以下の通りです。①大キレット(槍ヶ岳〜穂高岳) ②八峰キレット(五竜岳〜鹿島槍ヶ岳) ③不帰キレット(白馬岳〜唐松岳)
上記の写真は唐松頂上山荘裏のピークから望む、唐松岳~天狗ノ頭です。不帰キレットの核心部は中央の1峰北峰と2峰の間です。
クリックで拡大
  デジブックで作成しました。
3時半頃、同室の方がヘッドライトを点け、不帰キレットへ向かいます。10分位すると、ガスで極端の視界不良なので部屋に戻ってきましたが、再び5時少し前に出発して行きました。私は前日に用意して頂いた朝食弁当を食べ、5時20分少し前に山小屋をスタートです。
ガスで視界は遮られていますが、道に迷うこともなさそうです。御来光と思いきや、雲に遮られ赤くぼんやり状態でした。
天狗の頭までは緩やかな道が続きます。小さい2つのケルンを過ぎると、徐々に険しい山容に変わって行きます
 
いよいよ天狗の大下りが始まります。最初の鎖場を過ぎ、ザレ&ガレ場の急傾斜を滑らないよう慎重に歩きます。下り始めているうちにガスが抜け、幸運の朝陽が射して来ます。

天狗ノ大下りは一気に標高約300メートルの急な岩場やザレ場を下ります。 前半部分の途中までは何ヵ所もクサリ場があり、慎重な行動を必要とします。
中盤からはジグザグの下りとなりますが、ザレているところもありますのでゆっくり足場を確保しながらの歩行が必要です。もったいない程標高を下ると、不帰キレットに到着します。天狗の大下りで、天狗岳山荘で一緒だった2名さんに道を譲って頂いたので、本日の唐松行きは私がトップバッターになりました。
不帰キレットの底から1峰への登りとなりますが、コースは切れ落ちた上部では無く、右から巻いて登るので、見た目よりスムーズに登れます。
足慣らしのピークを過ぎると、不帰2峰が目の前に立ちはだかり、その岩肌や急峻の登りが見え、緊張感が高まります。
上記の写真は不帰ノ嶮、不帰2峰の北峰の全容で、マウスを合わせると標示されます。不帰キレット核心部は、これから登る1峰から2峰北峰の間です。
途中で眺めた立山と剱岳。剱岳は来年頃、挑戦したいと思います。左奥には穂高連峰と槍ヶ岳も見えました。
1峰から鞍部までまたもや標高を下げてから、難所の登り込みになります。空気は澄みとおり、心地良い風が吹き抜けていきます。
前方の峰の岩場は鎖場の連続になりますが、前には誰もいませんのでマイペースで岩場を歩く事が出来ます。
不帰ノ嶮核心部は2峰への登りです。 垂直に近い鎖を登るとトラバースする鎖になります。アップダウンが結構ありますので、息を調えてから一気に登る作戦にしました。
長い鎖場や鉄の橋、梯子が連続する難所ですが、3点支持を確実に心がければさほど難しくはありません。道標があり「不帰ノ嶮」と標示されていて、天狗山荘から3km3時間。唐松岳まで?km2時間の表示です。
いい感じの角度で鎖と岩場が続きます。鎖場はしっかりしていますので、見た感じより難なく登れますが、バランスを崩せば滑落の可能性も否めません。
垂直に近く見える岩壁の鎖場は、取り付いてみると足場や手がかりもしっかりしています。すぐに不帰ノ嶮核心部二峰の北峰へ到着です。ここからは素晴らしい景色が飛びこんできます。唐松岳までは難易度の低い岩場の稜線歩きに変わります。

南峰の尾根筋はしっかりした登山道となっていて、ここからは快調の山歩きが楽しめます。 唐松岳山頂が中央に見え、5人位立っているのが見えました。

振り返って不帰キレットから天狗の大下り、天狗の頭、白馬鑓ヶ岳です。天狗山荘をスタートして2時間26分の経過です。

本日5人目のハイカーとすれ違います。東京都からお越しの素敵な単独スーパーレディーで、爽やかな笑顔が印象的でした。ベテランの感じがしましたので、無事縦走を終えたと思います。二峰の南峰を過ぎてからは安心コースになります。

3峰を過ぎれば、後は唐松岳への急な登りを残すのみです。雷鳥が3羽、登山道の脇を歩いて立ち止ったので、アップ撮影に成功です。昨日から6羽の雷鳥を見る事ができました。
8時10分、1年振りの唐松岳山頂です。今回も快晴です。五竜岳の右には槍ヶ岳~剣岳の名峰を望む事が出来ます。天狗山荘から2時間52分(休憩込)で唐松岳まで来ました。先頭でしたので、鎖場等待ち時間無しでしたので、早く着きました。時間が早いので五竜岳までのピストンと考えましたが・・・。
縦走して来た白馬方面から不帰ノ嶮を振り返ります。核心部は山陰に隠れていますが・・・。天候も良く気持ちよい歩きを朝から出来ました。唐松岳山頂は携帯使用可です。知合いのTS所属グループが、1時間前に唐松~八方へ向かっていると連絡が入り、合流する事にしました。なごり惜しいですけど、五竜岳は今後の鹿島槍との縦走計画にして下山開始です。
山荘裏のピークから、唐松頂上山荘と唐松岳、左には剣岳の絶景です。縦走コースの基点として、唐松岳はまた訪れると思います。

マウスを合わせると山名が出ます。

丸山ケルン上部から眺めた、白馬三山~不帰ノ嶮~唐松岳です。上の写真は白馬三山、下は不帰ノ嶮~唐松岳です。撮影角度からⅠ峰は隠れてしまいました。
扇雪渓を過ぎ、お花畑も通過です。仲間と合流する都合上、申し訳気分で30名以上、チャッチャカ歩きで追い越しました。
白馬三山が雲に隠れた八方池に到着です。第3ケルンでMさんNさんKさんYさんと合流です。唐松頂上山荘に泊まり、7時30分頃から下山したそうです。乾燥マンゴをYさんから頂き、しばしの休憩です。
みんなと一緒に八方尾根を歩きます。八方池山荘で恒例のソフトクリームを頂きます。ブルーベリーミックスは美味い!の一言です。
八方アルペンラインを3機乗り継ぎ、八方駅まで一気に下がります。片道1,400円でした。※昨年車中泊で利用した、黒菱第三リフトPは林道が滑落して通行不可みたいでした。
八方の旅館街にある「おひょっくり」という信州白馬郷土料理店で昼食です。ひょっくり鍋が名物のお店なので、私以外はひょっくり鍋です。どうしても信州蕎麦を食べたい私は、ざるそばにしました。全員風呂の無い山小屋泊ですので、温泉へと向かいます。今回は八方温泉みみずくの湯で汗を流します。こじんまりした佇まいで、PH11を超える高アルカリの温泉です。流石八方温泉、お肌すべすべです。
有料リフト(@500)に乗り、内部の見学ができ、運よくジャンプの練習風景を見ることが出来ました。
1日目 白馬三山へもどる!
おまけ 

 楽しみにしていた白馬大雪渓歩きを、初めて体験しました。夏休み最後の日曜日でしたが、
 行列や混雑する事も無く、白馬を楽しめました。
 初日は晴れのち曇りでしたので日焼け対策を怠ってしまい、顔や腕は真っ赤になりました。
 猿倉から白馬岳までの登りは結構疲れましたが、早く脱出したい気分でしたので、
 最低限の休憩で登りました。一気に標高差1700mを登った後の満足感は、やはり格別です。
 早めに白馬岳へ到着出来、天狗山荘まで余裕をもって行けたので、
 楽しみにしていた不帰キレット歩きは楽な展開になりました。
 また、天狗山荘で美味しい鍋が頂けたのは、驚きの一言です。
 下山途中、八方池、大3ケルンで嬉しいサプライズが待っていましたので、
 単独山歩きから、観光気分に変わりました。

天候= 1日目:晴れ時々曇り 2日目:ガスのち晴れ
出会った人= ・猿倉コース登り(80人位) 
       ・白馬三山(30人位) 不帰ノ嶮~唐松岳7名 八方尾根未知数

全く当てにならない疲労度:★★★☆ 

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