・宝剣岳 標高2,931m   ・駒ヶ岳 標高2,956m 
標高差、約 350m (本日のコースは累計で約、2倍です)

千畳敷登山口(8:05)⇒乗越浄土(8:40)⇒宝剣岳(8:58~9:18)⇒中岳(9:50)⇒
駒ヶ岳(10:10~11:10)⇒乗越浄土(11:45)⇒勅銘石を過ぎた7合目(12:10)⇒乗越浄土
(16:25)⇒千畳敷カール(12:55~13:20)⇒極楽平(13:52)⇒名無しの岩山
(14:20~14:40)⇒極楽平(15:05)⇒千畳敷登山口(15:40)

 
(歩行時間5時間30分:全所要時間7時間35分) am8:05~pm3:40 yahoo地図  map
昭和42年に、中央アルプスの主峰である宝剣岳のすぐ下に駒ヶ岳ロープウエイが架けられ、観光気分で誰でも簡単に千畳敷カールまで高山の雰囲気が楽しめるようになりました。千畳敷カールは、氷河期に氷河によってえぐり取られて出来た大壁面です。夏は高山植物の宝庫となり、色とりどりの高山植物が咲き誇ります。乗越浄土まで登り込めば登山者に変わり、宝剣岳や木曽駒ヶ岳・空木岳などの本格的な名山の玄関口になっていて、多くのハイカーで賑わいます。
デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
休日高速割引をギリギリで使えたので、関越自動車道(花園インター)⇒上信越自動車道⇒長野自動車道⇒中央自動車道(駒ケ根インター)までもちろん千円です。夜中の菅の台バスセンターPに到着し、仮眠をとります。
早朝、5時40分に支度をして駐車場を眺めると、平日なのに想定外の長蛇の列! 仕方なく最後尾に入り、臨時のバスも運行していますが、なんと1時間待ち!やっと、バスに乗車しますが、睡眠不足が手伝い、しばしの居眠り乗車で心地よい。
30分位バスに揺られ、しらび平ロープウェーイ駅に到着です。、ロープウェイは10分間隔で定員は60名ですが、やはり乗車まで30分待ちになりました。しかしながら、秒速7mの早さで高低差950mを、7分30秒のスピードで駆け上がり、一気に1,661mから2,612mの雲上に運んでくれます。雲の中を抜けると間もなく、千畳敷駅が見えてきてすぐに到着です。 

千畳敷駅から遊歩道が整備されていて、軽装でお越しの観光客の皆さま方は、1周50分ほどのハイキングを楽しんでいました。

見上げれば、宝剣岳が左上部にそびえ立っています。山容は尖った険しい岩山で、名のとおり、どこから見ても鋭くとがった三角錐に突き上げ、険しい雰囲気をもっています。特に千畳敷カールから見上げる姿は、断崖絶壁で一段と鋭さを増します。

昨日、カーラジオで知った、千畳敷に咲いている、噂の黒百合を早速見つけました。ユリ科の多年草の高山植物で、日本中部以北の高山帯の草地に生え、夏に咲きます。褐紫色で花径3cm位で下向きに咲いていました。

八丁坂分岐から乗越浄土までの急斜面は、ゴロゴロとした石場のジグザグ登りになります。階段状に良く整地されていますが、結構な急坂で沢山の方で渋滞していましたので、何気に追い越しながら登って行きます。

乗越浄土は沢山の人の憩いの場化していて驚きです。山小屋の左脇を抜け、先ずは険しい山容の宝剣岳へ向かいますが、なんと、快適!ガラガラコースになっています。

宝剣岳をめざして登りはじめると間もなく、くさり場です。下山してくる人達と狭い岩場を譲り合い、少し緊張モードで登っていきます。私の場合は岩場が好きなせいか難なく到着ですが、お連れは緊張感が漂っていました。しかしながら、滑落事故が起きても不思議はない場所です。
宝剣岳の“山頂看板”は縛ってあるだけの優れ物で、紛失しなければいいけど・・・と、余計な心配をしてしまいました。山頂上部の大岩が私を呼んでいます。巷では○○と猿は高いところが好き、と言う如く、私は○○みたいな目で見られていました。
ガスが急に迫って来て、遠方の山々は視界不良ですが、何とも爽快な気分です。見下げると山頂から岩場を緊張しながら撤収していく人の姿を見て、改めて危ない岩峰かも?と思いました。

宝剣岳より、乗越浄土と伊那前岳方面を望む

宝剣岳山頂で一緒だった、奈良県からお越しの元気で綺麗なお姉さん達が、辺り一帯に笑顔の花を振りまいていて、元気を頂きました。※母の実家は京都市なので、幼少の頃、記憶に残る優しい関西弁が印象的で親しみを感じました。(掲載許可を頂いています)
ふと見れば、山小屋越しに中岳・駒ヶ岳に向かって行く人たちがたくさんいます。宝剣岳と違って、なだらかで登りやすそうな感じで、森林限界を越えた標高三千メートル近い風景に圧巻です。
中岳へは楽しみながら登れます。小振りのコマクサが所々に咲いていました。保護の為、トラロープが張ってあり、もちろん中には入れませんが・・・。
 
岩イワがトレードマークの中岳へ、皆さんと一緒に登ります。大岩に登り一休みと思いきや、眼下には駒ヶ岳まで伸びる山道に気持がはやります。

中岳を過ぎると眼下に頂上山荘が見え、駒ケ岳本峰が姿を現します。

木曽山荘越しに、木曽前岳が見えて来ます。徐々に雲が近づいて来ますので、少し速足で山頂に向かいますが、既にガスの中。

アッと言う間にガスは無くなり、山頂は予想通り、人だらけ!記念撮影も順番待ちですので時間を見計らって移動です。静かに休憩をしたいので、少し下がった岩場で、何時もの昼食です。ゆっくり休んだので一旦、乗越浄土まで戻ります。


好奇心旺盛の私は、来ると時目にした「死亡事故発生・・・」の注意看板が気になり、中岳を登り返さず、巻き道を行くことにしました。多くのハイカーは素通りしていますので自己責任で入ってみましたが!

トラバース気味の箇所もありますが、連れは余裕でついて来ましたので、無積雪時期は女性でも普通に歩ける感覚でした。※こちらのコースは、中岳経由では想像もつかない岩峰が切れ落ちる絶壁の眺望で圧巻でした。
乗越浄土からすぐ近くに伊那前山らしき山峰が見えるので、ザックを連れに預け、20分で戻る予定でスタートです。山道はずーっと続いていますので、駆け足で先を進んで行くと、千畳敷と宝剣岳を眺める角度が大分変わってきました。それにしてもひと気が無いコースです。
 
勅銘石と言う場所を過ぎ、元気なおじさんと遭遇です。「朝から歩いていて初めて兄ちゃんに行き合ったよ」と興奮していました。山を極めたおじさんによりますと、剣岳の山頂から、昨年の日食を四人きりで眺めたらしい。映画になった剣岳の有名な王御所の○○さんと一緒だったらしい!・・・私はザック無しで走っていたので、ランナーと間違えられていました。
しばし走ると大きな石碑と赤い祠があり、ここは何処!多分、舟窪7合目・・・?乗越浄土で心配している連れの顔が目に浮かび、慌てて撤収にかかります。
千畳敷カールを楽しみながらロープウェーイ駅に向かいますが、整理券の順番待ちなので、もう一歩きに出かけます。今度は駒ヶ岳神社の左から登っていきます。
午後の日差しが強くなった木道登りは汗が出ますが、時折、舞い上がる風に助けられながら、極楽平へ向かいます。空木岳方面に歩いて行くと、島田娘と言うピークに出ましたのでUターンして戻ります。
再び、極楽平を過ぎて三ノ沢岳分岐を進み、尖った名無しの岩山まで登ってみますが、谷底から吹き上げるガスに驚異を感じました。

三ノ沢岳分岐より望む宝剣岳と伊那前岳

空木岳へ続く縦走道を眺めながら極楽平分岐に向かいます。右手には三ノ沢岳が雄大にそびえ立って宝剣山より高く見えますが、標高は2,847mで宝剣山より84m低いみたいです。
極楽平より千畳敷駅へ下がる途中には黒ユリをはじめ、チングルマとコイワカガミ等の高山植物を眺めながら、歩きやすい木段を下がっていきます。
午後4時少し前の千畳敷駅は、混雑も緩和され、ロープウェイの待ち時間に、お湯を沸かし“いつもの珈琲”を味わいます。珈琲カップ右後方には、伊那前岳を越えて走ったお山が見えます。
ロープウェイ・バスに乗り継ぎ,菅の台バスセンターPに帰着し、すぐ近くの、駒ケ根温泉の二人静の温泉でゆっくり疲れを癒します。夕食と朝食の素材はスキル高く、大満足です。出発前に昨日飲みほしたペットボトル6本に、地下から導水した美味しい湧水を、御嶽山歩きの水分補給の為、補充しますが、市販のミネラルより美味かった。
おまけ
連休が取れましたので、中央アルプスの空木岳を山小屋泊での予定を組み、木曽殿山荘に宿泊予約を入れましたが、山小屋のご主人曰く、生憎下山ルートは通行止めでになってしまい、千畳敷登山口までピストン歩きになってしまう、と言われ断念!急遽、日帰りで剣宝山と駒ヶ岳方面をゆっくり満喫出来ました。次ぐ日は木曽の御嶽山登山に続きます。

天候 : 晴のちガス!のち晴れ 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆ 
出会った人 乗越浄土までは何百人 宝剣岳は30人位 駒ヶ岳は数百人位

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