凄い深雪の黒檜山 2014 3 11


黒檜山 
標高1,828m  駒ケ岳 標高1,685m 標高差約470m  歩行距離約5.6km

行程:黒檜山登山口(11:16)猫岩(11:28)⇒小雪庇滑落(11:43〜11:51)⇒御黒檜大神(12:22〜12:24)⇒
黒檜山山頂(12:26)⇒展望台(12:30〜12:46)⇒黒檜山山頂(12:50)⇒御黒檜大神(12:58〜13:18)⇒ 大タルミ(13:38)⇒
駒ケ岳(13:53)⇒ベンチ(14:04)⇒おのこ駐車場(14:23)⇒赤城神社(14:32〜14:40)⇒
黒檜山登山口(14:47)

(歩行時間2時間37分:全所要時間3時間31分) am11:16〜pm14:47   yahoo地図  簡単map
20日ぶりに腰サポーターを外して、腰痛リハビリ単独歩き (驚きの雪庇ごと滑落!)
赤城山は、榛名山・妙義山と合わせて「上毛三山」の一つに数えられています。赤城山の最高峰は黒檜山で、日本百名山と、日本百景の一つにも選ばれています。中央のカルデラの周囲を、円頂を持つ1,200mから1,800mの峰々が取り囲み、その外側は標高にして約800mまで広く緩やかな裾野の高原台地をなしています。裾野の長さは富士山に次ぐ面積を誇ります。
腰の具合は大分良くなり、2日連続で少し軽めの山歩きを楽しみました。前日は午後から水沢山へ登り、十二仏群(東肩)より赤城山を望みます。黒檜山を中心にどんよりと雲がまとわり付いて、雪が降っていましたので、本日は新雪の黒檜山を期待して、赤城山へ向けて車を走らせます。箕ノ輪付近から積雪で道路は凍結して真っ白に染まっています。黒檜山は今回で25回目になり半分以上は冬山ですが、今までの中で最高の積雪でした。
猫岩から15分位登った場所のビューポイントより、景色を眺めようと思いきや・・・!なんと、雪庇ごと直下に滑落してしまいました。
幸いにも3メートル位落ちた場所で木の枝を掴み、運良く、止まりました
。直ぐに這い上がろうと試みますが、手足を掛る切っ掛けが無く、考えます。右の木の枝伝いに登る作戦にして、垂直に近い3メートル程頑張って登り切り、本線へ戻り安堵します。数秒の出来事ですが、一瞬、無重力を感じたインパクトの強い印象となりました。※落ちた場所が幸いして、大事に至らなかった事に感謝です。

新坂平エネルギー資料館を過ぎた気温計は氷点下9度を指しています。正面には真っ白に染まった黒檜山の山容が見えて来ます。路面は凍っていますので慎重に走行します。

黒檜山駐車場は積雪の為入れませんので、登山口手前の駐車スペースの隅に車を置き、アイゼンを装着してスタートです。登山口の標識は雪に埋もれて見えません!新雪ですので数人分のトレースは柔らかく、一歩一歩足元を確保しながら登って行きます。

早くも2組程下山して来ます。猫岩標識手前より大沼を眼下に眺めます。昨日の積雪で真っ白に染まった大沼では、ワカサギ釣りをしている方々の姿が見えます。

 
先行者のスノーシューを履いた方を途中で追い越します。私的に本日のコンディションではアイゼンの方が歩きやすいと感じました。 風が強いのでトレースは消えている場所がありますが、馴染みの黒檜山ですので特に問題はありません。地蔵岳の左には富士山が豪快に見えて来ました。
予想を遥かに越えた積雪が至るところに雪庇を作っています。カメラを向け立ち止ったその瞬間・・・。一瞬、無重力(レッドタワー感?)を感じると、右手に木の枝を掴んで止まっていました(汗!)
雪庇ごと直下に滑落してしまったのですが、幸いにも3メートル位落ちた場所で木の枝を掴み、運良く止まったのでした
。直ぐに這い上がろうと試みますが、手足を掛る切っ掛けが無く考えます。右の木の枝伝いに登る作戦にして、垂直に近い3メートル程頑張って登り切り、本線へ戻り、安堵です。※右上の写真は這い上がって来た場所です。

雪庇から離れ、気を取り直して景色を眺めます。標高を上げるに連れ樹氷が目に付くようになりました。

積雪時は弱点の脹脛を引っ張られる直登りが続きますが、本日はフクラハギサポーターを付けていますので、嘘のように脹脛を引っ張っても楽々大丈夫です。時折冷たい突風に吹かれ、フードを被ります。吹き溜り下がった氷柱には霧氷が付いていました。
先程から木々の隙間より、浅間山が見えて来ます。関東平野から眺められる真っ白に染まった浅間山は、一層迫力を増して貫禄が感じられます。

ダケカンバに付いた綿菓子のように見える美味しそうな樹氷です。早朝は雪の華を咲かせていたのでしょうね。
黒檜山と駒ケ岳の分岐標識は完全に雪に埋もれています。折角ですので、右方向の御黒檜大神より景色を眺めてから黒檜山へ向かう事にしますが・・・。シンボルの鳥居は見当たらず、代わりに小ピークが出来ているではありませんか!良く見ると黒檜山大神の鳥居の上に積もっていて、なんとなーくピークに見えました。
しばし御黒檜大神より、富士山〜南八ヶ岳〜北アルプス〜四阿山を眺めます。


                  富士山                                南八ヶ岳

                北アルプス                                四阿山
黒檜山手前は積雪が多く、樹林の枝が顔の位置に張りだし、歩き難く感じます。
左に設置されている標識は積雪で隠れています。黒檜山山頂標識は一段下がった場所に確認出来ます。極端に狭くなった山頂は素通りして、北側の展望台へ向かって行きます。
迫り出し度「100点満点」状態の豪快な雪庇越しには、日光白根〜皇海山〜日光男体山〜武尊山等の百名山が並んでいます。雪庇恐怖症になった私は著しく離れて、雪庇に寄らないよう進行して行きます。ノースフェイスの赤いジャケットを着ている方は、雪山初デビューだそうです。

戻って来られた太田市の御婦人とすれ違います。途中でトレースは無くなり、新雪の中を心地良く歩いて行きます。展望台に到着すると冷たい北風に煽られ、急激に体温が下がって来ました。

谷川は雪雲が掛り、視界不良気味でしたので、少し悔しい気分です。しばらく粘って待ってみますが。


               苗場山                                   谷川岳
               皇海山                                  日光男体山
          日光白根山〜皇海山〜男体山                      男体山〜袈裟丸山
 八ヶ岳〜浅間山〜北アルプス〜四阿山、手前に榛名山。眼下に鍬柄山〜鈴ケ岳〜五輪尾根と、新雪に覆われた大沼
再び黒檜山山頂を素通りします。樹氷の樹林をくぐり抜け、大雪後限定の御黒檜大神ピークへ向かいます。
賑やかな御黒檜大神ピークには東京よりお越しの爽やかグループが寛いでいました。先ほどより雪が融け、鳥居のてっぺんが見えて来た、御黒檜大神ピークへ再び登り、素晴らしい景色を楽しみます。後から着たグループの方は、黒檜山山頂と勘違いしていました。
地蔵岳のアップ!二人程確認出来ました。気温低下の為、お湯を沸かすのに何時もより時間が掛かります。熱々のカップヌードルは寒い時に食べると体が温まり、一段と美味いです。

花見ヶ原森林公園との分岐です。二つある標識の一つは、埋まっていました。眼下には今から向かう大タルミと駒ケ岳。そして長七郎山〜地蔵岳、凍った神秘的な小沼。
大タルミ前のピーク手前には、雪庇が張りだしているのが良く見えます。風当たりが強い場所では、トレースが消えている所が随所にありました。
先程見えた雪庇地帯を通過です。大タルミの鞍部に到着しますが、ここでも標識が見当たりません・・・、積雪で埋まっているようです。大タルミより大沼へ向け直下がりと思いましたが、今回は駒ケ岳を経由の通常コースを取ります。
 駒ケ岳手前の急登の木道は、積雪で埋もれて全く見えません!振り返って五輪尾根と黒檜山。駒ケ岳山頂は標識を眺めて毎度の如く素通りです。
駒ケ岳ピークより進行方向の雪屁をワンショット!振り返って駒ケ岳と黒檜山。
 
途中で先行者のトレースは消えています。新雪気分を味わいながら、篭山との分岐の埋もれたベンチへ向かいます。駒ケ岳登山口へ適当に下がって行ったトレースが見当たりましたので、真似をして下がって行きます。途中にあった鉄階段は手摺だけ出ていました。
積雪時限定のショートカットで下がって行くと、駒ケ岳登山口と「おのこ駐車場」との中間地点に着陸です。
帰路はバンディー塩原の脇より、大沼の湖面上を歩いて行きます。分厚い氷の上には10センチ程積雪があります。赤城神社まで湖面上を歩くのは私だけだったみたいです。
赤城神社に到着です。灯篭は著しく背丈が低くなっています。真っ白に染まった雪化粧の中、赤色に染まった赤城神社が一際目立っていて貫禄を感じました。
御黒檜大神ピークで昼食時間が一緒だった、私と逆回りの東京からお越しの爽やかグループと再会です。沢山の笑顔を頂き、元気が湧きます。※写真掲載許可は頂いています。

新坂平エネルギー資料館手前の気温計は氷点下4度ですので、5度程上昇しました。帰路は「富士見温泉ふれあい館」で温まり、隣の「風ラインふじみ農産物直売所」に、て群馬の新鮮な野菜を買い出しです。家に帰り、新鮮で美味しい「ふきのとう」はてんぷらにして、ハイボールと一緒に美味しく頂きました。
道の駅には懐かしの名車「ブルーバード2000GTX」が停まっていますので、オーナーに許可を得てワンショット撮らせて頂きました。
【 前日の3月10日】 長靴を履いて水沢山へシンガリ登りです。お休み石にて15:34分撮影です。名物、手乗りヤマガラ!※毎回のように手に止まります。
おまけ 

 先日の日曜(3/9日)の山レポ及び、前日(3/8日)のレポ拝見すると、例年にない積雪の黒檜山でしたので驚きです。
 腰痛も大分良くなりましたので、昨日の午後より水沢山トレへ向かうと山頂付近は雪が舞っていました。
 赤城山を眺めると、雪が降っているのが良く分かり、時折鍋割山のみが確認出来る程でした。

 そんな積雪の期待を込めて、貴重な休日は黒檜山に向かう事にします。
 箕ノ輪駐車場を横目に通り過ぎると、登山者と思われる車が賑やかでした。
 箕ノ輪駐車場を過ぎると路面は真っ白に染まり、所々アイスバーンになっていますので、車の往来も少なくなります。
 しかしながら赤城山の大御所、黒檜山は予想以上に賑やかで活気がありました。

 黒檜山登山標識は雪に埋もれて見えなくなっていましたので、積雪の量は噂通りです。
 昨日降った新雪の恩恵も加わり、日曜(3/9日)より、尚一層積雪が多くなっているような感じがしました。
 本日はピッケルやステッキは必要ない!と思い、代わりに一眼レフをぶら下げての雪山歩きです。

 ミニ雪尻ごと滑落するアクシデントがありましたが、落ちた場所が良かった為、
 運よく最小限の難で済み、感謝の一言です。

 天候 : 晴れ、風強し
 出会った人 25人位(何時もより平均年齢は低かったので活気がありました)
 全く当てにならない疲労度:★★☆☆☆

●トップページヘ   ●前回へ  ●次回へ  ●登山のページへ