空木岳 池山尾根コース

空木岳 標高: 2,864 m   標高差約1,499m   歩行距離約14.7㎞   

行程:林道終点駐車場登山道口(5:52)⇒池山分岐(6:13)⇒池山尾根水場(6:52~6:55)⇒マセナギ(7:31)⇒
迷い尾根(8:24)⇒分岐(9:26)⇒ 駒石(9:46~10:03)駒峰ヒュッテ(10:29~10:33)⇒空木岳山頂(10:42~11:32)⇒
駒峰ヒュッテ(11:38~11:45)⇒空木平避難小屋(11:28)⇒駒石分岐(12:42)⇒迷い尾根(13:31)⇒
マセナギ(14:20)⇒池山避難小屋(14:39~14:49)池山(15:03)⇒林道終点駐車場登山道口(15:42)

 (歩行時:8時間19分 全所要時間9間時間50分)  am5:52~pm:15:42  yahoo地図  コースmap
同行者と一緒でしたので、比較的のんびり歩きました。日帰りコースですので、体力は必要です。
中央アルプス(木曽山脈)は伊那谷 天竜川と木曽谷 木曽川にはさまれた南北約90Kmに及ぶ長大な山脈で、北は経ヶ岳から南は恵那山までをさす。そのうち岩とハイマツの稜線を連ねるのは、将棋頭から越百山までの25kmほどの区間になり、この南部に空木岳は位置し、東に池山尾根が伊那谷に向かって伸びるため、中央アルプスの中でも特に雄大で美しい山です。※駒峰山岳会HP参照
以前(2010年8月2日)木曽駒ヶ岳~空木岳を、駒峰ヒュッテ泊での予定を組みました。念の為問い合わせすると、池山コースは崩落の為通行止めになり、千畳敷よりピストン歩きになるそうですので、予定を変更して、宝剣岳と駒ヶ岳をゆっくり満喫しました。それ以来、空木岳を訪問するチャンスをうかがっていました。想像以上の名峰でしたので、感動もひとしおです。
駒ヶ根ICを下り、古城公園を過ぎた辺りよりダートな林道になります。徐行運転で凹凸を回避しながら進んで行くと、ナビでは林道終点手前までしか表示されません。23時に林道終点の駐車場(wcアリに到着すると、先行車は3台だけです。毎度の如く角のハイボール缶を頂き、お休みです。朝方数台が到着して登山準備を始めています。軽い朝食を頂き、6時少し前に出発です。※林道終点登山口駐車場は少し分かりづらいので「駒峰山岳会のアクセス方法」を参考にしました。
賑やかだった駐車場は、皆さん出発をされていて、気が付くと早くも閑散としています。緩やかな登山道より急登のショートカット道を使い、池山分岐との「鷹打場」へと真直ぐ登って行きます。鷹打場分岐手前は、熊笹に覆われていました。
直ぐに池山避難小屋分岐の水場に到着です。水量はチョロチョロですので余り冷たくありませんが、美味しく頂きました。水場の先は熊笹に覆われた池山への山道です。直ぐの分岐は空木岳と池山避難小屋との分岐です。遊歩道と登山道を選べ、分岐を右に100m程進めば池山小屋で、さらに進むと池山への山道です。通常コースの登山道を歩いて行くと、遊歩道との合流地点の「尻無」に到着します。
「マセナギ」を通過すると、“カブトムシに似た根っ子”が左に見えます。樹林帯の中からほとんど展望はありませんが、山道はメリハリが出て来ました。
注意看板がでてくると、ここが「地獄」の入り口です。歩いた感じ、「大地獄&小地獄」のネーミング程の場所は何とな~く、感じられませんでした。梯子、ワイヤー&鎖があり、自分的には楽しかったです。
上品な木段もありますので少し上品に登ってみました。先程から私達と同じペースで歩かれてる「ナイスなお二人」がチラホラ見えます。木々の間より、時折景色が開けます。宝剣岳方面のガスが上がり始めましたので、テンションも上がります。
      シモツケソウ           アキノキリンソウ              ヤマハハコ             
     トリカブト              ホタルフロウ                何の実?
アップダウンが続き、ようやく「迷尾根」です。迷尾根らしき方面には数か所トラロープで遮られ、「通行止」の道標が設置されていますので、迷う心配は一切ありません。
尾根の北側斜面を進むと空木平との分岐に出ます。ここからは右の駒石コースで標高を上げて行きます。ハイ松道となり、森林限界を越えます。空木岳への稜線が視界に入り、気分が高まります。白い花崗岩の山が空木岳で、その手前の稜線上には大きな駒石があります。
ナナカマドが目を引くようになり、ハイ松の山道先には駒石が射程距離に入って来ました。駒石は写真で拝見したよりも大きく、迫力がありました。
横浜よりお越しの「ナイスな旦那san」を筆頭に、駒石へと登って行きます。勢いよく登ったので、意外と簡単に登れました。「ナイスな旦那san」に、ワンショット写してもらいましたので、後姿を載せてみます。※駒石を忍者の如く登って来られるカメラマン風のおじさんには、風格と貫禄を感じました。
駒石頂上より、眼下に空木平コース側の「空木岳避難小屋」のアップです。駒石の基部にはトウヤクリンドウが綺麗に咲いています。駒石を後にして山頂へと向かいます。
駒石から次なる大きな「円盤石?」を目指します。自然の芸術的な岩のオブジェは神秘的で迫力があります。タイミング良く貸切の「駒峰ヒュッテ」に到着です。ハイマツと花崗岩の山容は、燕岳や鳳凰三山に引けを取らない風格で、その美しさに先程までの疲れが一気に吹き飛んだ感じです。
「駒峰ヒュッテ」前の空木平避難小屋との分岐を過ぎると、ひと登りで岩と白砂礫の空木岳山頂(2,864m)に到着です。山頂には木曽駒ケ岳より縦走して来た若者グループがいて、活気がありました。
山頂からは「南駒ケ岳」へと綺麗な稜線が伸びています。道標には「南駒ケ岳3km」と書かれていますので、一瞬「行きたいよ~!」と思いましたが、そんな時間はないみたいです。
○○と猿は、高いところが好きなんですかね・・・?本日も定番の昼食です。駒石で一緒になった、カメラマンの脇田さんと会話を楽しみながら、山頂でのひと時を過ごします。15歳の時より本格登山を始められ、谷川岳衝立岩、穂高岳や剱岳等の岩璧、さらにはヨーロッパアルプスの岩壁も挑んだそうです。写真も若い頃から始め、「山と渓谷」「アルパインカレンダー」「美しき日本」「日本の山」「穂高の岩場」「日本アルプス特選100コース」「日本の山1000」等の山と、山と渓谷社発行の出版物等に作品を発表されているそうです。今年の「ヤマケイカレンダー」にもいくつかの写真が掲載され、来年の「ヤマケイカレンダー」では「朝日岳」の写真が掲載されるそうです。
山頂からの北側の木曽駒ヶ岳方面です。三ノ沢岳、宝剣岳山頂は残念ながら雲の中です。南アルプス方面も雲に覆われています。
徐々に木曽駒ヶ岳方面のガスが抜け始めて来ましたが、下山開始します。「駒峰ヒュッテ」でひと息入れてから、空木平経由で下がって行きます。ヒュッテの管理人sanがペンキ塗りをしていましたが、いつも常駐している訳では無いとの事です。
駒峰ヒュッテから空木平避難小屋へ、カールに似た空木平を下がって行きます。まだ沢山の高山植物が咲いていますので、驚きです。初夏にはチングルマの群生が随所に咲き誇っていたのが伺えます。
   アキノキリンソウの熟成         モミジカラマツ               チングルマ
     ウサギギク              ヨツバシオガマ             エゾシオガマ
     ハクサンフウロ            シナノキンバイ              ミヤマキンポウゲ
      イワオトギリ             イワカガミ             エゾオヤマノリンドウ
駒石側の稜線を見上げると、海坊主みたいな大岩が「ニョキッー!」と頭を出してこちらを見下げている感じです。チングルマの壮年期も群れをなして、負けずと風に靡いています。
綺麗な空木岳避難小屋に到着し、裏側にはトイレも見えます。ここで「ナイスなお二人」とまたまた一緒になります。戸の開きは渋めでしたが、小屋内は頗る綺麗で、何故か衣類が干してありました。
     コバケイソウ             イブキトラノオ              ヤマハハコ 
     ニッコウキスゲ             アザミ                トリカブト
駒石経由の分岐に到着です。後は来たコースを下がって行きます。眺望が開けた場所で「宝剣岳と千畳敷カール」をアップで望みます。
迷わないように標識がしっかりしている「迷い尾根」まで下がって来ました。標高を下げて、宝剣岳方面を見上げます。気が付くと脇田sanがすぐ後ろにいます。
「尻無」分岐より私達は登山道で、脇田sanは遊歩道経由で池山避難小屋経分岐へ下がります。殆ど同じ時間に分岐まで下がって来ました。ここからは脇田sanと行動を共にさせて頂きました。池山避難小屋はログハウス風に綺麗に佇んでいます。
小屋前の水場は、勢いも良く、冷たく美味しい水でした。小屋内にはトイレもあり、綺麗に管理されています。小休憩をしてから池山へ向かいます。
小屋の脇の熊笹に覆われた山道を進んで行くと、分岐の水場からのコースと合流します。程なくして、平らな小ピークの「池山」山頂に到着です。
山名看板も前後に設置されていますが、雑木樹に塞がれていて、看板にある「南アルプス」や「木曽駒方面」は視界不良でした。ひと昔前は眺望が良かったのでしょうか?隅に三等三角点が設置されていますので、優しく「ポチッ!」。またまた熊笹を掻き分け、鷹打場分岐まで下がって行きます。
鷹打場分岐より、熊笹に覆われたショートカット道を下がります。2度目のショートカットより、林道を歩きます。「モヒカン岩」みたいな岩を眼下に見ながら下がって行きます。ちなみに3度目のショートカット道を下がって行くと、林道終点駐車場の「勇気がいるトイレ」脇に出るみたいです。
15:42分、林道終点駐車場登山口に帰着です。少しすると「ナイスなお二人」がショートカット道をフル活用して勇気がいるトイレ脇より帰着されました。脇田sanにキャンピングカーの冷蔵庫より冷たい水を頂きながら、お願いしていた素晴らしい作品の写真集をゆっくり拝見させて頂きました。南アの南部を昨日まで縦走され、連日の山歩きだったそうです。
林道途中の展望場モニュメントでは、「横浜のナイスなお二人」が景色を見ながら寛いでいましたので、本日お世話になったお礼方々挨拶をしてから日帰り温泉へと向かいます、最寄りの「こぶしの湯で」ゆっくり寛ぎ汗を流します。
おまけ

 3年前、木曽駒ケ岳~空木岳の縦走を予定していましたが、池山コースが崩落の為通行止めになってしまいましたので、
 空木岳登頂は延期したままになっていました。
 機会を伺っていましたが登山口までのアプローチが遠かったので、なかなか訪問が出来なかったのが本音です。

 駒石をはじめ、モニュメント的な大石は見応えがあり、貫禄を感じました。
 空木岳山頂直下はハイ松と白ザレと駒石が、空木平は素晴らしいお花畑があり、予想を遥かに上回った名峰でした。
 
 前日、空木岳への林道終点駐車場登山道口への地図を見ましたが、分かりにくそうですので「駒峰山岳会
 のHPを参考にしてナビをセットしました。深夜の走行では、ナビがないと心細くなるような感じです。

 素晴らしい方々とコミュニケーションを楽しむことが出来、一層充実した山歩きになった事を嬉しく思います。
 「脇田さん」、横浜の「ナイスなお二人さん」、また何処かでお会いできる事を楽しみにしております。
 
天候:曇のち晴れ
出会った人:20名位
全く当てにならない疲労度:★★★☆☆


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