鷲羽岳 2,924.2m  水晶岳 標高2,986m 雲ノ平 標高2,500〜2,700m 三俣蓮華岳 標高2,841m  双六岳 2,860m

★1日目 ★新穂高温泉無料P(5:45)⇒登山指導センター(6:00〜6:12)さわらび小屋(7:31)⇒秩父沢(8:36)⇒
鏡平(10:36〜11:00)⇒弓折乗越(11:56)⇒双六小屋(13:18〜13:48) ⇒三俣山荘(泊:16:12)

2012年7月31日 (歩行時間9時間21分:全所要時間10時間27分)    am5:45〜pm16:12

★2日目 ★三俣山荘(泊/4:45)⇒鷲羽岳(5:56〜6:40)⇒ワリモ岳(7:10〜7:18)⇒水晶小屋(8:20〜8:50)
水晶岳(9:26〜9:46)⇒水晶小屋(10:20〜10:42)⇒祖父岳(12:02〜12:06)
祖父岳分岐(12:24)⇒雲ノ平水場(13:18〜13:23)⇒雲ノ平山荘(13:50)  ※雲ノ平散策(14:50〜16:55  18:50〜19:58)
2012年8月1日 (歩行時間6時間52分:全所要時間9時間05分)     am4:45〜pm13:50  

★3日目 ★雲ノ平山荘(泊/5:08)祖父岳分岐(5:55)⇒ 黒部川源流(7:05〜7:15)⇒三俣山荘(7:52〜8:28)⇒三俣峠(9:08)⇒
三俣蓮華岳(9:20〜9:32)⇒双六岳(10:38〜10:43)⇒双六山荘(11:35〜12:02)⇒弓折乗越(13:05)⇒
鏡平⇒(13:40〜13:50)⇒秩父沢(15:00)⇒わらび小屋(15:53)⇒登山指導センター(16:45)⇒新穂高温泉無料P(16:55)

2012年8月2日  (歩行時間10時間07分:全所要時間11時間47分)   am5:08〜pm16:55 
全歩行時間26時間20分  歩行距離約60km(52.3+7.7雲の平) 単純標高差1,896m 累計標高差約3,781m 2012.7.31〜8.2  yahoo地図  コースmap

今回は同行者がいますので、比較的のんびりペースで歩きました。長距離ですので体力は必要なコースです。
裏銀座コースの山々は標高も高く、鷲羽岳は北ア全体の中央部にあるため奥深く、雄々しく美しい山の形と、山項の南東下にある鷲羽池といわれる火口湖に投影する槍ヶ岳の姿は雄大です。槍ヶ岳を最も高く美しく気品をもって眺められる唯一の場所と絶賛されています。実際に山容はどこから見てもピラミッド型で美しく、一度その姿を見ると忘れることができない程、印象的です。裏銀座の名峰の中でも極立った姿と美しさという点では、主演男優的です。命名の由来は二説あり、はるか西の薬師岳や太郎山周辺から眺めた山腹の残雪と岩の模様がワシの羽に見えるからという説と、山容全体の雄大さをとらえて、ワシの羽ばたきに似ているからという説だそうです。※信州山岳ガイド参照
少し早い夏休みを取り、念願だった北アルプスの奥地へと向かいます。今回の山行きは一般的に3泊〜4泊の行程みたいですが、素晴らしい天候に恵まれましたので、2泊3日でも十分ゆっくり楽しむ事が出来ました。昨年、「笠ヶ岳」からの帰り、抜戸岳周辺から望む「鷲羽岳」が凛々しく見え、大変興味が湧いた次第です。日本最古の庭園と云われている「雲ノ平」へも、一緒に行ってみたいと思っていました。今年初めての北アルプス歩きになりますので意欲が燃え、同行者を引き連れ60kmの道のりと名峰を爽快に楽しみながら歩きました。
※ブルーで囲んである写真は、マウスを合わせると変わります。

 
 デジブックで編集しました。(注!再生するとBGMが流れます)
1日目 (2012.7.31)
今回も新穂高温泉にある、150台収容の登山者用無料駐車場からのスタートです。早朝から満車状態ですが、運良く登山口に近いPが空いていましたので難なく事を終えました。支度を整えザックを背負ってイザ、スタートと思いきや!背中がやけに冷たくなり、異変に気付きます。ハイドレーションタンクのホースが外れていて、ザック下部は水没状態になっていました。ゴアのレイン、ツェルト・・・etc等はびっしょりですが、上部の着替え等は大丈夫でした。バスターミナルになっている新穂高登山センターは取り壊され、移動されていました。案内表示に従ってRW駅手前の登山案内所で登山届を提出して、仮設の架け橋を渡ってスタートです。 眼下のコンクリートで補強された沢に、日本カモシカの子供が迷い込んでいました。
温泉街を抜け、ゲートを跨いで、左俣林道をひたすら歩きます。林道と言っても緩やかな車道になっているので、気分的にはハイキング気分です。濡れたザックの水分が、シャツとズボンに染みておもらししたかのカッコ悪い状態になっていますので、腰にタオルを巻き、後続者の目を気にしながら歩きます。途中、風穴「お助け風」があり、冷気で涼みます。笠新道登山口分岐に水場がありますので、空になってしまったハイドレーションタンクに水分補給です。 さわらび平小屋(定員60名)には数組のハイカーの姿が見えます。
すれ違った単独おじさんハイカーによりますと、私たちの前に60人位の団体がいるので難儀するよ!との情報です。小池新道入口で、60名ぐらいの学生チームが、ようやく始まる本格登山道へ突入する前の準備休憩をしていましたので、難なく先に出られました。御一行は双六小屋に泊まるそうなので、小屋は混雑間違い無しです。本日は絶好の快晴ですので、気温が著しく上昇して来ます。秩父沢では沢山のハイカーが涼しい沢場で涼んでいました。いつの間にか濡れたシャツとズボンは乾いていて、快調です。
岩がゴロゴロした登山道を重いザックを背負って、地道に標高を上げて行きます。シシウドヶ原の残雪地帯は格好の休憩広場になっていました。皆さん雪を掴んで、タオルに湿らせたりしてクールダウンをしています。シシウドヶ原は絶好の「お助け雪」でした。
鏡平の鏡池に到着です。雲ひとつ無い快晴で、鏡池に映る逆さ槍ヶ岳&穂高岳は神秘的に見えます。昨年、笠ヶ岳からの帰路で眺めた時も快晴でしたので、鏡池とは大変相性が良いみたいです。
鏡平山荘(定員120名)前で皆さんベンチで寛いでいます。暑いので、待ちに待った生ビールを早速頂きます。隣のおじさんから「今から下山ですか?」と何故か聞かれましたので、「今から双六方面ですよ」と答えると、「ビール飲んでの登りはキツイんじゃないの〜」と余計な心配を頂きました。
標高を上げて行くと、際立った色彩のコオニユリが随所で目を引くようになって来ました。眼下には先ほどの鏡平山荘が見えます。
弓折乗越は笠ヶ岳と双六岳との分岐です。槍方面の眺望は、東鎌・西鎌・槍穂高・北鎌から交差する槍ヶ岳の風格が素晴らしいです。残雪歩きは冷気が上がり、天然のクーラー状態で涼しく、しばしの快適空間です。
弓折乗越から登り上げると、お花畑の花見平です。沢山のミヤマキンバイやハクサンイチゲの群生が一面に広がっています。鷲羽岳の迫力ある山容も、徐々に姿を表します。
双六岳を左上に見ながら進行していくと突然、目の前の視界が開け、双六山荘の後方に「鷲羽岳」が凛々しく聳え立っています。前方のご婦人達が、鷲羽岳の左後方は水晶岳だよね〜。いやいや、ワリモ岳だよ〜。とか言ってましたけど、水晶岳だと思います。
山道には綺麗な花々が咲いていますので、お花鑑賞と周辺の素晴らしい景色を楽しみながらゆっくり歩きます。キヌカザ草や黒百合が咲いていますので驚きです。ページの下部に花の写真を掲載しました。
13:18分、巷で人気の山小屋、双六山荘(定員200名)に到着です。暑くて喉が乾くので、又もや生ビールで喉を麗します。同行者の疲労状態によっては一泊目の山小屋と少しだけ考えていましたが、余計な心配でしたので助かりました。「双六岳」は帰りのお楽しみとして、お花が綺麗に咲き誇る巻道コースから三俣峠へと向かいます。
チングルマの壮年期が目につくようになって来ました。巻道コースから左手に、双六岳〜丸山〜三俣蓮華岳を見上げながら進行して行きます。帰路は各山頂へ続く、爽快な稜線歩きの予定です。
三俣山荘へ向け標高を下げて行くと、目の間に鷲が羽を広げたような山容に見えると云われている「鷲羽岳」が、どっしり構えています。
テン場を過ぎ、16:45分、三俣山荘(定員70名)に到着です。受付では本日は混雑しそうなので、布団二枚で三人での案内でした。モンベルカードを見せると嬉しい事に500円引きになります。小屋前の石のベンチに座り、缶ビールを飲みながら、周辺の景色を楽しみます。※ほろ酔い状態の私です。
三俣山荘の広場から、槍ヶ岳を一番良い角度から眺められます。北鎌尾根から続く荒々しい稜線と槍ヶ岳は迫力があります。手前の赤々しい硫黄尾根とのコントラストは迫力があります。
夕食のメインはデミグラスソースたっぷりのハンバークでした。部屋は二階の大部屋になり、夕食後改めて一人一枚の布団の案内に変わりましたので安堵します。暗くなるまで小屋の前のベンチに座り、角の水割りを飲みながら恒例の座談会です。
2日目 (2012.8.1)
クラブツーリズムの団体さんが早朝からゴソゴソ始めましたので、必然と目が覚めます。4時に起床して支度を整え、朝食弁当をザックに入れて小屋前でひと息入れます。4:45分に鷲羽岳目がけてスタートです。三俣小屋の標高が2,550mですので、鷲羽岳まで373m標高を上げます。
5:56分鷲羽岳へ到着です。本日も絶好の快晴で、360度、遥か遠方の山まで見渡せます。山頂からの景色は雄大で、振り返って中央に焼岳、乗鞍岳、木曽御岳山が見え、左側には穂高連峰、右側には双六岳や笠ヶ岳の姿が雄大に見渡せます。
槍ヶ岳と穂高連峰、眼下には鮮明な火口地形が残っている鷲羽池が見えます。槍へ続く西鎌尾根の左には、赤々しい硫黄尾根(赤岳〜硫黄岳)が見えます。左方向には大天井岳〜常念岳。
富士山や、雲ノ平方向には岐阜の名峰白山が大きく見え、三俣蓮華岳〜双六岳〜弓折岳〜笠ヶ岳が見渡せます。この角度から笠ヶ岳を眺めると迫力があります。
先ほどまで山頂で一緒だった岐阜県からお越しのご婦人方が撤収すると、静かな山頂に変わります。熱々のカフェオレを頂き、しばらくまったりしながら、天空の景色を楽しみます。
鷲羽岳から水晶岳へと続く稜線が見えます。鷲羽岳からは一旦下り、登り返した先がワリモ岳です。ワリモ岳の山頂標識はピークでは無く、一段下がった巻道に設置してあります。岩を這い上がって行けば最高部に登れそうなので登ってみました。最高部からの景色は素晴らしく、鷲羽岳を振り返ります。※ティッシュペーパーが彼方此方と散乱していますので、ご婦人方達が湯たんぽを払ったのでしょうね。マナーの悪い団体へ一言。ティッシュは持ち帰れ!
ワリモ北分岐点です。水晶岳からの帰路は、この分岐を雲ノ平方面の祖父岳を越えて行きます。しばらく進んで行くと「のぼり15分」の小振りの標識が現れ、やがて水晶小屋(定員30名)に到着です。水晶小屋と三俣山荘と雲ノ平山荘は同じ経営の系列ですので、ベンチに座り三俣山荘の朝食弁当を広げて頂きます。
30分程朝食休憩を取り、水晶小屋の頭上にある赤岳のピークに立ち寄ってから水晶岳へと向かいます。気持ちの良い稜線から、周辺の素晴らしい景色を眺めながら進行します。
山頂直下は梯子があり、急勾配ではありますが、安心して歩けます。水晶岳の狭い山頂は既に8名の先行者がいますので、きつく感じます。ここまで来ると、北アルプス全体が見事丸見え!という感じです。
水晶岳から赤牛岳を望みます。立山〜剱岳、白馬三山〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍〜爺ヶ岳。黒部湖の右には船窪岳〜七倉岳〜蓮華岳〜針木岳から赤沢方面が見渡せます。
国内堤高第一位の黒部ダムのアップです。堤高の他、堤体積もアーチ式の中では国内一位で、年間約100万人の観光客が訪れています。マウスを合わせると2006年9月26日に訪れた時の黒部ダム観光放水の写真に変わります。右の写真は白馬三山のアップで、マウスを合わせると燕岳のアップに変わります。
振り返って鷲羽岳方面です。南アルプス〜西鎌尾根〜槍ヶ岳。焼岳〜乗鞍岳〜木曽御岳山。三俣蓮華岳〜双六岳〜弓折岳〜笠ヶ岳が見渡せます。
左は信州&上州の浅間連峰と四阿山。右は雲の掛かった富士山と南アルプスです。流石は北アルプスど真ん中の、奥地展望峰だけあって周辺の名峰を心ゆくまま見渡せます。
雲ノ平と黒部五郎岳〜赤木岳〜太郎山を望みます。黒部五郎岳は氷河が削った黒部カールのラインがとても美しく見えます。右手前の高原は今から向かう雲ノ平で、眼下には黒部源流です。登ってくる人、下がってくる人、絶景が広がる景色に感動して、私も含め皆さん素晴らしい表情でした。
帰路も景色を眺めながら水晶小屋へと戻ります。水晶の原石には程遠いですが、気にして岩場を見ると水晶らしき石が沢山あります。水晶小屋頭上の赤岳ピークから、周辺の景色を望みます。
水晶小屋に戻って恒例のビールを美味しく頂き、喉を潤します。帰路はワリモ北分岐まで稜線歩きで戻ります。軽装なハイカーとランダムに次々とすれ違います??ザックは何処?
ワリモ北分岐に戻って来ると、沢山のザックがデポしてあります。先程の軽装のハイカーとすれ違ってますので、皆さん分岐にザックを置いてのピストン歩きのようです。分岐を右の雲ノ平方面へ下がって行きます。次の分岐の岩苔乗越の分岐を祖父岳へと登って行きます。徐々に薬師岳が近くに見えて来るようになります。

ピークを2回ぐらい登り込むと祖父岳山頂です。山頂は平坦で石英安山岩の破砕片で埋まり、大きなケルンが積まれています。広くて眺望の素晴らしい山頂です。
祖父岳山頂からキャンプ場と雲ノ平小屋は直線状ですぐ近くに見えますが、コースは右に大回りをして沢沿いに一旦下がって、木道に戻って来る遠回りコースですので思いの外、時間が掛かります。祖父庭園分岐から、雲ノ平に入ると薬師岳が間近に迫ってきます。
壮大に広がる雲ノ平のメインへと入って行きます。スイス庭園から振り返り、水晶岳を望みます。
キャンプ場分岐点で親切なご婦人に、「雲ノ平小屋には水場が無いので、キャンプ場で汲んでから山荘に行くと楽ですよ。」と親切に教えて頂きました。ベンチの設置してある分岐にザックを置き、キャンプ場へ200m位下がると勢いの良い水場があり、冷たくて美味しい水を補充してから雲ノ平山荘へ向かいます。
13:50分、雲ノ平山荘(収容定員70名)へ到着です。本日は1人1枚の布団は確保出来るそうです。山荘は昨年改修工事が終わり、綺麗な佇まいです。雲ノ平山荘もモンベル会員カードを見せると、500円引きになります。山荘の南側から広がるギリシャ庭園を眺め、先ずは缶ビールで乾杯です。
受付で周辺の地図を見せて頂くと、パネルになっていましたので写真に収めました。なかなかユニークな周辺マップです。
雲ノ平は祖父岳火山により形成された。黒部川の本流とその支流岩苔小谷に挟まれた標高2,500〜2,700mの日本で最も高い位置にある溶岩台地である。面積は25万平方メートル。池塘と岩が点在する高山植物の宝庫であり、それぞれ○○庭園と名付けらた庭園がある。北アルプスの最深部に位置するため、どの登山口からでも当日中にたどり着くことが困難である。日本最古の秘境と呼ばれる。上部は森林限界のハイマツ帯で、祖母岳や庭園の登山の一部に木道やベンチが設定されている。雲ノ平には、祖父岳(2,825m)と祖母岳の二つの山がある。※wikipediaより



周辺の思っだった庭園を散策します。各庭園はまさしく、北アルプス奥地の秘境です。花々が見頃の奥ノ平庭園周辺や、小高いピーク(祖母岳)のアルプス庭園から望むギリシャ庭園などの景色は格別です。
アルプス庭園周辺では、雷鳥の親子が優雅に砂遊びをしています。3羽の子供は、お母さんの真似をして羽を開き、砂で気持ちよさそうに擦ってました。
5時40分より2回転目の夕食になります。まだ夕食には時間がありますので、2階のベランダから景色を眺めながら角の水割りを頂きます。食事は具沢山の石狩風鍋で、酒粕が利いていてとても美味しく頂きました。日没までまだ時間がありますので、スイス庭園方面へ散策へ出かけます。

もう誰も歩いていない庭園は静かで、夕暮れ時の神秘的な風景に変わっていました。山荘に戻りベランダでサンセットと満月と星空を楽しみます。乾燥マンゴをつまみながら飲む角の水割りは格別です。21時に消灯になりますが、皆さんおつかれモードらしく、早くも寝ていました。※蚊に刺されたおじさんが受付でかゆみ止の薬が置いてないので、意見を言ってますが・・・。下界のホテルと勘違いしているのでは・・・。
3日目 (2012.8.2)
やはり団体さんの早朝支度で、4時に目が覚めました。本日も朝食弁当にしましたのですんなり出発出来ます。1階の食堂前は5時からの朝食待ちで沢山の人が並んでいます。不機嫌そうなオヤジさんが前に並んでいる小団体の女性達に頻りに文句を言ってます。「さっき居なかったのに横入りしたな!」。女性は「ちゃんと並んでました!」・・・。その後、しばしの掛け合いになっていましたが、別の紳士が一言!「ここは山小屋なんだから!」と大きな声で叱ったら騒ぎは収まりました。外で深呼吸をして、5時過ぎに心地良くスタートです。
木道を外れ、沢を巻く感じで進行します。ご来光は水晶岳の稜線から見えてきました。途中、キャンプ場への直ルートがありますが、植生が荒らされた為、通行止めになっています。
祖父岳と三俣との祖父庭園分岐です。日本庭園を後にして、黒部源流へと向います。正面には「三俣蓮華岳」が、カッコ良く見えます。雪田の右から回り込んで進行して行くと道は無くなり、一旦戻って雪田の左へと正規のコースを下がって行きます。
黒部源流までは標高を著しく下げて行きます。ハイ松の狭いトンネルで、途中3人のハイカーとすれ違いましたが、避けるのに大変でした。鞍部の黒部源流までさがり、沢を渡渉します。水量は渡るのに差し支えのない程の量でした。
黒部川の源流は、鷲羽岳と祖父岳の間に広がる谷から最初の一滴を集め、黒部ダムを経て日本海に流れて行きます。.何度も何度も、冷たい源流で顔を洗って爽快にリフレッシュです。
振り返って雲ノ平と眼下に黒部源流です。下がったより、登り返しが少ない感じの登りでしたので、意外とラクでした。
7:52分、三俣山荘に朝食休憩に寄ります。雲ノ平の朝食弁当を開けると、昨日食べた三俣山荘の朝食弁当と全く同じではありませんか・・・。同行者はドーナッツを齧り、山荘で買った不二家ネクターで乾杯です。一口頂くと懐かしく感じ、頗る旨かった!三俣山荘を後にして、しばらくすると三俣蓮華岳が正面に見えて来ます。
岩場の下部はお花畑になっていますので、要所で立ち止まり花々を眺めます。山頂までは急ですが距離が少ないので、三俣峠から12分で山頂に到着です。黒部五郎岳&鷲羽岳&双六岳への分岐点にもなっています。
山頂からの景色は素晴らしく、双六岳へ向かう稜線や眼下の巻道方面を望むと雄大です。振り返って黒部源流を形成して囲んでいる、鷲羽岳・マリモ岳・水晶岳・祖父岳等の山々を雄大に望みます。
丸山ピークを過ぎて双六岳へ続く稜線を進んで行くと、団体さんがこちらへ向けて登って来ます。皆さん疲れた様子です。若干2名ヘロヘロモードに入っていました。程なくして双六岳山頂に到着です。大変賑やかで、皆さんの憩いの場となっている素晴らしい山頂です。
双六岳から双六山荘へ向かう稜線は、サバンナを思わせるような天空の空間で圧巻です。槍へ向けて直接伸びている様にも見えます。※実際に西鎌尾根経由でつながっています。
サバンナモードは突然終わり、ゴロ石の急降下へと変わります。眼下に双六山荘と樅沢岳から伸びる西鎌尾根が見えて来ました。一昨日歩いた巻道との分岐を過ぎて、急降下します。
11:35分、双六山荘に到着です。美味しい生ビールを頂くと、無性にラーメンを食べたくなりました。双六小屋は評判が良く、何時かは泊まって見たいと思っていましたが、行程的に今回は利用できず、チョッピリ残念です。
沢山の学生が樅沢岳方面から下がって来ます。テン場も若者で一杯になり、双六山荘周辺は活気が溢れています。弓折乗越へ向け、軽く標高を上げて行きます。目の前にはカメさん走行の団体さんがいますので、しばらくの我慢歩きになりました。やがて道を譲ってもらい、先へ進みます。
弓折乗越に到着するとガスが掛かって来ました。学生の団体と思われる30人位のパーティーが重装備で登って行きます。本日は双六山荘のテン場でテント泊だそうです。少し遅れて細めの女学生さんが、息を切らして登って来ます。荷物を詰め重すぎて後悔しているそうです。因みに20kg背負っているそうです。鏡平山荘に到着して、お約束の生ビールを美味しく頂きます。鏡池では、ガスを写し出しているだけでしたので、そのまま通過です。
シシウドヶ原を過ぎて標高を下げて行くと、ゴロ石主体の山道ですが、歩きやすいコースですので、ちゃっちゃか下がって行きます。秩父沢からは緩やかに標高を下げて行きます。
小池新道登山口から林道歩きになります。わさび平小屋では、沢山のハイカーがまだまだ寛いでいます。笠新道の入り口の水場で水分補給と思いきや、団体さんが順番渋滞です。仕方なく、すぐ先の水場へと向かいます。
小振りの水場で冷たくて美味しい水を頂きます。後は新穂高温泉まで、ダラダラと長い左俣林道をひたすら歩きます。登山指導センターに16:45分無事帰着です。同行者が下山届けを提出している間、駐車場へ車の回収に向かいます。
2日間の山小屋泊と3日間のロングな行程で、汗だくモードになっています。念願の!念願の温泉!へと向かいます。今回は奥飛騨温泉郷平湯「ひらゆの森」では無く、 「匠の宿深山桜庵」へと向かいます。とっても綺麗なお宿で情緒があり、宿のサービスはピカイチでした。温泉は素晴らしい湯質と温浴施設で驚きです。3日間の汗を流し、ゆっくり疲れを癒しました。






上記の花々は道中に咲いていました。
おまけ
 今年初めてお邪魔する北アルプスに意欲が燃え、念願だった北アルプスの奥地へと向かいます。数日前から地図とにらめっこをして、
 同行者の体力も考慮し、2泊3日での行程プランを考えます。外せない目的地は、鷲羽岳・水晶岳・双六岳・雲ノ平です。
 初日の移動は、後日の行程上、新穂高から三俣山荘までは必須条件になります。日程とコース取りの都合で、
 天然温泉を持つ高天原山荘への宿泊は残念ながら諦めました。

 日頃の行ないはボチボチだと思いますが、初日から晴天に恵まれ、北アルプス奥地の素晴らしい景色を堪能しながら爽快に歩けました。
 いつもの強行日帰り登山より余裕を持っての行動ですので、各山小屋で自分なりのご褒美として、
 お約束のビールを飲むのを楽しみながら、心地よい疲労感を味わいました。
 
 初日、双六山荘の後方に、北アルプスの中心に大きく聳え立つ「鷲羽岳」を目にし、迫力と神秘さを感じ、感動の鼻血ブーでした。
 「水晶岳」山頂からの眺望は、北アルプスの名峰をすべて見渡せた!と言っても過言では無い、北アルプス奥地の展望台でした。
 日本最古の庭園と呼ばれている雲ノ平は、名峰に囲まれ天空の庭園である事を実感しました。アルプス庭園では雷鳥の親子が、
 優雅に砂遊びをしている姿を目にして、心が和ごみました。

 今回は久し振りに、一眼レフをぶら下げて行きました。しかしながら写真の撮り過ぎで3日目にはバッテーリーが無くなり、
 予備のカメラでの撮影になりました。

 先月は南アルプスの甲斐駒ケ岳(表参道)と北岳に登りました。北も南も其々個性と特色があり、改めて日本アルプスは
 全てが素晴らしいと感じました。今年の夏は、日本アルプスの山々をできる限り味わってみたいと思っている次第です。

天候 : 1日目:快晴 2日目:快晴 3日目:晴れのち少しガス
全く当てにならない疲労度 ★★★★☆☆(同行者が頑張ってくれました)
出会った人 未知数です。 (動画にリンク)

●トップページヘ   ●前回へ  ●次回へ  ●登山のページへ